ベトナムの主な工業団地情報 〔2016年7月〕

ベトナムの主な工業団地情報

2015年3月現在、ベトナムには500を超える工業団地があります。また税制上の優遇や規制緩和を設けている経済特区や輸出加工区なども増加傾向です。数ある工業団地の中で、日系企業の進出が盛んな場所をまとめました。(出典:2015年及び2016年3月JETROデータ、備考:日系社数は合弁企業も含む)

 


A.ホアラックハイテク工業団地 B.タンロン工業団地 C.ノイバイ工業団地
D.クアンミン工業団地 E.サイドン(A/B)工業団地 F.タンチュオン工業団地
G.ダイアン工業団地 H.ナムサック工業団地 I.フックディエン工業団地
J.VSIPバクニン工業団地 K.クエボーⅠ工業団地 L.イエンフォン工業団地
M.ティエンソン工業団地 N.VSIPハイフォン工業団地 O.野村ハイフォン工業団地
P.第二タンロン工業団地 Q.ドンヴァンⅡ業

■北部

首都ハノイを有する北部は、広大な農地の都市化・工業地帯化が急ピッチで進んでおり、自動車産業や電子機器メーカーの進出が多い傾向にあります。ハノイから北部最大の港町・ハイフォンまでは車で2時間、この区間を結ぶ国道・高速道路沿いに工業団地が集中しています。

①ハノイ市

ベトナムの首都で人口709万6,000人(2014年ベトナム統計総局発表)です。北部の中心に位置し交通における利便性が高く、

ハノイ工科大学やハノイ貿易大学を卒業した高学歴のベトナム人材が集まっています。

 

A. ホアラック ハイテクパーク(ホアラックハイテク工業団地)

英語表記 Hoa Lac Hi-Tech Park
URL(英語サイト) http://www.hhtp.gov.vn/
事業主 ベトナム科学技術省下のHOA LAC HI-TECH PARK MANAGEMENT BOARD
立地 ハノイ市から30Km、ノイバイ国際空港から45Km、ハイフォン港から150Km
日系社数/総入居社数 3/70

ハノイ市から車で約30分に位置するホアラックハイテクパークは、国家レベルのハイテク開発と研究センターのモデルとして、1998年にベトナム科学技術省により設立されました。単なる工業団地ではなく、日本の筑波研究学園都市のような住居や

教育施設を備えた地区として開発されています。点滴やワクチンの生産・太陽電池の製造・ソフトウエア開発・宇宙設備研究

など、最先端の科学技術を有する様々なジャンルの企業が入居しています。

 

B. タンロン工業団地

英語表記 Thang Long Industrial Park(TLIP)
URL http://www.tlip1.com/
事業主 THANG LONG INDUSTRIAL PARK CORPORATION※日越合弁(住友商事とベトナム建設省管轄の国営企業)
立地 ハノイ市から16Km、ノイバイ国際空港から14Km、ハイフォン港から130Km
日系社数/総入居社数 93/101

ハノイ市とノイバイ国際空港の中間に位置するタンロン工業団地は、1997年に住友商事が開発を行った工業団地です。

電気・ガス・水道・排水などのインフラが整備され、日本人の管理者が複数いるため人気が高く、入居率は100%です。

9割以上を日系企業で占めており、キャノン・パナソニック・デンソー・TOTO・ヤマハなどの工場があります。

 

C. ノイバイ工業団地

英語表記 Noi Bai Industrial Zone
URL(英語サイト) http://www.nbiz.com.vn/en/
事業主 NOI BAI DEVELOPMENT COMPANY LIMITED※馬越合弁(マレーシア企業とベトナム企業)
立地 ハノイ市から25Km、ノイバイ国際空港から7Km、ハイフォン港から130Km
日系社数/総入居社数 26/42

ノイバイ国際空港の横に位置する、1997年にマレーシア企業との合弁によって設立された工業団地です。

日系の他に、タイ・シンガポール・フランス・アメリカ・マレーシアなど様々な国の企業が入居しています。

 

C. クアンミン工業団地

英語表記 Quang Minh Industrial Zone
事業主 NAM DUC INVESTMENT AND DEVELOPMENT INFRACTURE Co.,Ltd (VID Group)
立地 ハノイ市から18Km、ノイバイ国際空港から4Km、ハイフォン港から110Km
日系社数/総入居社数 15/37

ハノイ市まで車で25分、ノイバイ国際空港まで車で10分と、タンロン工業団地に次いで便利な立地です。

クアンミン工業団地の向かいには大型ショッピングセンターがあり、工場内の食堂以外にもランチの選択肢があります。

 

D. サイドン工業団地

英語表記 Sai Dong (A/B) Industrial Zone
事業主 HANOI ELECTRONICS CORPORATION※韓越合弁(韓国企業とベトナム企業)
立地 ハノイ市から12Km、ノイバイ国際空港から45Km、ハイフォン港から95Km
日系社数/総入居社数 4/27

2015年10月にイオンショッピングモールがオープンしたエリアで、再開発が進むロンビエン地区に位置しています。

サイドンA・サイドンBと二か所に分かれています。ハノイ中心部から車で30分と非常に便利ですが、スペースはいっぱいで

今後入居企業が増える可能性は少ないです。

 

②ハイヅオン省

ハノイから車で1時間半の東側に位置しており、省の中心部はハノイとハイフォンを結ぶ国道5号線が通っています。近年、積極的に外資系企業の誘致を進めています。

 

F. タンチュオン工業団地

英語表記 Tan Truong Industrial Zone
事業主 NAM QUANG INVESTMENT AND DEVELOPMENT JOINT STOCK COMPANY (VID GROUP)
立地 ハノイ市から55Km、ノイバイ国際空港から70Km、ハイフォン港から55Km
日系社数/総入居社数 19/28

クアンミン工業団地と同じVIDグループ(ビエンドン商業開発投資株式会社)が事業主で、日系企業の誘致に力を入れています。ここには、味の素の倉庫・ブラザー・ジャガーミシンや電子部品メーカーなどが入居しています。

 

G. ダイアン工業団地

英語表記 Dai An Industrial Zone
URL(英語サイト) http://daianvietnam.com/dai-an-industrial-zone.html?lang=en
事業主 DAI AN JOINT STOCK COMPANY
立地 ハノイ市から50Km、ノイバイ国際空港から80Km、ハイフォン港から50Km
日系社数/総入居社数 12/52

ハイヅオン市内に最も近い工業団地です。敷地内にカナダ国際病院や、日系企業と共同で運営する専門学校を建設予定です。電気・電子部品製造の企業が多い中、タンロンビールの工場もあります。

 

H. ナムサック工業団地

英語表記 Nam Sach Industrial Zone
事業主 NAM QUANG INVESTMENT AND DEVELOPMENT JOIN STOCK COMPANY (VID GROUP)
立地 ハノイ市から57Km、ノイバイ国際空港から50Km、ハイフォン港から40Km
日系社数/総入居社数 4/17

中華系企業(中国・台湾・香港)が多く入居する工業団地です。日系は東洋電装が工場を稼働しています。

 

I. フックディエン工業団地

英語表記 Phuc Dien Industrial Zone
事業主 NAM QUANG INVESTMENT AND DEVELOPMENT JOINT STOCK COMPANY (VID GROUP)
立地 ハノイ市から42Km、ハイフォン港から53Km
日系社数/総入居社数 20/25

ブラザーの工場を筆頭に日系企業が8割を占めています。物流は郵船・鴻池・日通の日系3社がメインでサービスを

提供しています。

 

③バクニン省

ハノイ市に隣接しノイバイ国際空港からも車で約30分、高速道路と国道1号線が通っており交通が便利です。

サムスン電子が世界最大の携帯工場を建設したことでも有名です。

 

J. VSIPバクニン工業団地

英語表記 Vietnam Singapore Industrial Park(VSIP) Bach Ninh Industrial Zone
URL(英語サイト) http://www.vsip.com.vn/
事業主 VSIP BAC NINH Co., Ltd.※星越合弁(シンガポール政府系企業とベトナム省営企業)※三菱商事が外資側として間接出資
立地 ハノイ市から20Km、ノイバイ国際空港から40Km、ハイフォン港から120Km
日系社数/総入居社数 21/49

ハノイ市の北東20kmに位置するVSIPバクニン工業団地は、ベトナムとシンガポールの共同出資により開発が行われています。

VSIPはベトナム南部で工業団地を2ヶ所運営しており、2007年からは北部の開発に力を入れています。工業団地だけでなく、

住宅・学校・ホテル・ショッピングセンターなどを含む都市開発を行っている企業です。ここには、梱包材の王子コンテナー・

昭栄印刷・サントリーペプシの工場があります。

 

K. クエヴォ―工業団地

英語表記 Que Vo Industrial Zone
URL http://kinhbaccity.vn/news/ja/kbc-business-fields/industrial-park/kcn-que-vo
事業主 KINHBAC CITY DEVELOPMENT HOLDING CORPORATION
立地 ハノイ市から35Km、ノイバイ国際空港から30Km、ハイフォン港から110Km
日系社数/総入居社数 9/86

高速道路18号線沿いに位置しており、ハノイ市・ハイフォン市・クアンニン省やノイバイ国際空港への交通が便利です。

敷地内に日本語専門学校があります。進出している日系企業は全体の1割程度で、キャノンなどがあります。

 

L. イエンフォン工業団地

英語表記 Yen Phong Industrial Zone
URL http://yenphong.viglaceraip.com/jp/
事業主 VIGLACERA CORPORATION
立地 ハノイ市から35Km、ノイバイ国際空港から20Km、ハイフォン港から110Km
日系社数/総入居社数 4/48

クエヴォ―工業団地からノイバイ空港寄りに10Km移動した場所にあります。入居企業の半数が韓国系となっています。

 

M.ティエンソン工業団地

英語表記 Tien Son Industrial Zone
URL(ベトナム語) http://www.viglaceraland.vn/khu-cong-nghiep.html
事業主 VIGLACERA CORPORATION
立地 ハノイ市から35Km、ノイバイ国際空港から35Km、ハイフォン港から110Km
日系社数/総入居社数 17/123

VSIPバクニン工業団地の近くに位置しており、入居企業の7割がベトナム系です。賃貸面積は220haとクエヴォ―工業団地の

1/3程度ですが、小規模の工場が多数入居しています。日系はキャノンやエースコックなど17社の工場があります。

 

④ハイフォン市

ハノイ・ホーチミンと並ぶ中央直轄市で昔から港町として栄えていました。現在、新たな港と国際空港を建設中で

発展が著しい地域です。また、車で1-2時間の距離には世界遺産のハロン湾があります。

 

N.VSIPハイフォン工業団地

英語表記 Vietnam Singapore Industrial Park(VSIP) Hai Phong Industrial Zone
URL(英語サイト) http://www.vsip.com.vn/
事業主 VSIP Hai Phong Co., Ltd※星越合弁(シンガポール政府系企業とベトナム省営企業)※三菱商事が外資側として間接出資
立地 ハノイ市から100Km、ノイバイ国際空港から120Km、ハイフォン港から16Km
日系社数/総入居社数 16/35

ハイフォン港・ラックエン港(建設中)共に20km圏内で、総開拓地1,600haという広大な敷地面積を有しています。

開発が始まったのは2010年なので、現在も工場建設ラッシュが続いています。ここには富士ゼロックスと京セラの

プリンター工場があります。

 

O. 野村ハイフォン工業団地

英語表記 Nomura Hai Phong Industrial Zone
URL http://www.hpnomura.com/jp/index.html
事業主 Nomura Hai Phong Industrial Zone Development Corporation※日越合弁(野村證券グループとハイフォン市)
立地 ハノイ市から85Km、ノイバイ国際空港から110Km、ハイフォン港から15Km
日系社数/総入居社数 54/62

ハイフォン市の西側に位置しており、野村證券グループが運営する日系工業団地です。1994年に開発が始まり

2010年に全区画が完売しました。事務用品の製造を行うコクヨや、4℃ブランドのバックを製造するアスティが進出しています。

 

⑤フンイエン省

首都ハノイに隣接していますが、近年まで外国投資が盛んではなかった地域です。周辺には大きな産業もなく労働力の

確保が他省に比べ容易です。

 

P.第二タンロン工業団地

英語表記 Thang Long Industrial ParkⅡ(TLIPⅡ)
URL http://tlip2.com/?lang=ja
事業主 Thang Long Industrial Park Ⅱ Corporation※日越合弁(住友商事とタンロン工業団地)
立地 ハノイ市から33Km、ノイバイ国際空港から52Km、ハイフォン港から83Km
日系社数/総入居社数 54/57

ハノイ市から南東33kmに位置しており、タンロン工業団地の成功を受けて2006年に運営を開始しました。

北部の産業道路である国道5号線沿いにあり、輸出入の物流に便利です。立地の利便性に加え、実績のある日系工業団地の

二拠点目ということで人気が高く、入居率は100%です。2015年5月に拡張工事を終え、新たな企業進出を受け入れています。

ここにはHOYAや文化シャッターなどがあります。

 

⑥ハナム省

ノイバイ国際空港から65km、ハノイ市内から40km南下した紅河デルタ地方に位置する省で、日系の裾野産業や農業誘致に力を入れています。JETROと協業で日系企業専用の行政窓口・ジャパンデスクを開設し、視察や手続きの相談から進出後のトラブル解決まで幅広いサービスを提供しています。

 

Q.ドンヴァンⅡ工業団地

英語表記 Dong Van II Industrial Zone
URL http://english.izhanam.gov.vn/index.php?language=vi
事業主 HA NAM DEVELOPMENT JOINT STOCK COMPANY (VID GROUP)
立地 ハノイ市から40Km、ノイバイ国際空港から65Km、ハイフォン港から110Km
日系社数/総入居社数 42/62

国道1号線と建設中のハノイ-ニンビン高速道路の間という好立地に、ドンヴァン工業団地は3つ建設されています。

ドンヴァン2が2008年に完成したことにより、日系企業の進出が急激に増えました。2016年開業予定のドンヴァン3は

日系専用の工業団地です。

 

 

A.ホアカイン工業団地 B.ホアカム工業団地 C.VSIPクアンガイ工業団地

■中部

ビーチリゾートや古都フエ、世界文化遺産のホイアンなど観光資源が豊富な中部は、ダナン市を中心に経済発展が加速しています。ラオス・タイ・ミャンマーを結ぶ「東西経済回廊」の東の起点であり、ダナン国際空港とダナン港はダナン市内から車で10分の距離にあります。成田空港から直行便も就航し今後が楽しみなエリアです。

 

①ダナン市

中央直轄市で人口100万人の中部最大都市です。米シリコンバレーのベトナム版「ITパーク」の開発や、環境に配慮した

街づくりの技術とノウハウを日本から学んでおり、新しい取り組みへの意欲が高い先進的な地域です。

 

A. ホアカイン工業団地

英語表記 Hoa Khanh Industrial Zone
事業主 DANANG IZ INFRASTRUTURE DEVELOPMENT COMPANY (DAIZICO)
立地 ダナン市から10Km、ダナン国際空港から9Km、リエンチュウ港から6Km
日系社数/総入居社数 23/120

ダナン国際空港・ダナン市から車で30分の工業団地で、日系企業はマブチモーターやエースコックなどが進出しています。

 

B. ホアカム工業団地

英語表記 Hoa Cam Industrial Zone
URL http://www.hoacamizi.com.vn/ja/
事業主 HOA CAM INDUSTRIAL ZONE INVESTMENT JOINT STOCK COMPANY (HOA CAM IZI)
立地 ダナン市から8Km、ダナン国際空港から3Km、リエンチュウ港から17Km
日系社数/総入居社数 6/47

ダナン空港の南3kmに位置する工業団地で2003年に設立されました。中部は8~12月の雨季に、台風による大雨で街が

冠水する事がありますが、ホアカム工業団地は標高が11-32mあるため洪水が避けられます。日系は電線製造のフジクラや

フォスター電機の工場があります。

 

②クアンガイ省

南シナ海に面したベトナム中部の省で、ダナン市から国道1号線を120Km南下した位置にあります。

ベトナム戦争時は大きな被害を受けましたが、現在は農産加工が盛んになり外国資本の受け入れも進んでいます。

 

C.VSIP クアンガイ工業団地

英語表記 Vietnam Singapore Industrial Park(VSIP) Quang Ngai Industrial Zone
URL(英語サイト) http://www.vsip.com.vn/
事業主 VSIP Joint Venture Co.,Ltd.※星越合弁(シンガポール政府系企業とベトナム省営企業)※三菱商事が外資側として間接出資
立地 ダナン市から120Km、ダナン国際空港から120Km、チューライ空港から40Km
日系社数/総入居社数 0/12

VSIP5つ目のプロジェクトで2013年から開発されている工業団地です。工業団地の他、商業施設や住居も建設予定で、

ダナン市郊外の中心都市になると期待されています。

A.アマタ工業団地 B.ロテコ工業団地 C. ロンドゥック工業団地
D.VSIP1工業団地 E.VSIP2工業団地 F.タントゥアン輸出加工区(工業団地)
G.ロンハウ工業団地 H.フーミー3工業団地 I.カイメップ工業団地

■南部

ベトナム最大都市・ホーチミン市を有する南部は、一年を通して温暖な気候と、アセアン各国に2-3時間で移動できる便利な立地を評価され、古くから外国資本の流入が盛んです。日系企業は縫製やサービス・IT系の中小規模の進出が多く、ファミリーマートやイオンといったBtoCサービスの展開も進んでいます。

 

①ドンナイ省

ホーチミン市から約30km東に位置し、1990年代から多くの外資企業が進出しています。南北高速道路も開通し交通の

利便性が向上しました。2025年には新たな国際空港の建設も予定されています。

 

A. アマタ工業団地

英語表記 AMATA Industrial Park
URL(英語サイト) http://www.amata.com.vn/en/
事業主 Amata (Vietnam) Joint Stock Company※日越泰合弁(伊藤忠商事とベトナム企業とタイ企業)
立地 ホーチミン市から30Km、タンソンニャット国際空港から35Km、サイゴン港から32Km
日系社数/総入居社数 62/136

ベトナム南北を結ぶ国道1号線に隣接し、ホーチミン市から車で50分の距離にあります。タイ国最大の工業団地開発会社・

アマタコーポレーションに伊藤忠商事が出資する形で開発された、日系の工業団地です。金属・プラスチック加工業の他に、

花王・YKK・ワタベウエディングなどが入居しています。

 

B. ロテコ工業団地(ロンビンテクノパーク)

英語表記 LOTECO (Long Binh Techno Park)
URL http://www.sojitz-ip.com/loteco/
事業主 The Long Binh Industrial Zone Development Limited Liability Company※日越合弁(双日とベトナム国防省傘下の企業)
立地 ホーチミン市から30Km、タンソンニャット国際空港から35Km、サイゴン港から32Km
日系社数/総入居社数 22/63

1996年に双日株式会社とベトナム国防省傘下のタイソンコーポレーションとの合弁によって開発されました。

ベトナム南北を結ぶ国道1号線と、カイメップ・チーバイ港を結ぶ国道51号線に隣接しています。

入居している日系企業はスズキ・NECなどです。

 

C. ロンドゥック工業団地

英語表記 Long Duc Industrial Park
URL http://www.longduc-ip.com/
事業主 LONG DUC INVESTMENT CO., LTD.※日越合弁(双日・大和ハウス・神戸製鋼グループとベトナム食糧公社)
立地 ホーチミン市から40Km、タンソンニャット国際空港から43Km、カトライ港から30Km
日系社数/総入居社数 18/20

ロンビン工業団地(ロテコ)の実績を活かして開発された日系の工業団地です。陸路・海路・空路全てにおいて

便利な立地であると共に、標高が40m前後のなだらかな丘陵地帯であるため、洪水の心配がありません。

2025年には14kmという至近距離に、ロンタン新国際空港が開港予定です。

 

②ビンズオン省

ホーチミン市北部に位置し、外資系企業の誘致に積極的なエリアです。最近では東急電鉄が大規模な

ベットタウン開発計画を発表して話題になりました。ロッテマートやイオンモールが開業し都市化が進んでいます。

 

D.VSIPⅠ工業団地

英語表記 Vietnam Singapore Industrial Park(VSIP) Industrial Zone
URL(英語サイト) http://www.vsip.com.vn/
事業主 VSIP Joint Venture Co.,Ltd.※星越合弁(シンガポール政府系企業とベトナム省営企業)※三菱商事が外資側として間接出資
立地 ホーチミン市から17Km、タンソンニャット国際空港から15Km、サイゴン港から20Km
日系社数/総入居社数 49/212

1994年にベトナム政府とシンガポール政府の協力案を元に始まった、VSIPプロジェクト第1弾の工業団地です。

ベトナム側の出資企業ベガメックスの地元ビンズオン省での大成功を受けて、VSIPの開発計画はベトナム全土に

拡大していきました。立地条件やサービス面が評判で、コニカミノルタ・GSユアサバッテリー・日東電工・トンボ鉛筆など

多数の日系企業が進出しています。

 

E.VSIPⅡ工業団地

英語表記 Vietnam Singapore Industrial Park(VSIP) Industrial Zone
URL(英語サイト) http://www.vsip.com.vn/
事業主 VSIP Joint Venture Co.,Ltd.※星越合弁(シンガポール政府系企業とベトナム省営企業)※三菱商事が外資側として間接出資
立地 ホーチミン市から32Km、タンソンニャット国際空港から30Km、サイゴン港から35Km
日系社数/総入居社数 30/106

VSIPⅠから車で30分北上した位置にあります。入居希望が多く拡張工事も行われました。ここにはオムロンヘルスケア・

キューピー・まるは化学・日清などが進出しています。

 

③ホーチミン市

ベトナム最大の経済都市であり東南アジア有数の世界都市で、人口は798万人(2014年ベトナム統計総局発表)です。

ベトナム戦争が終結する前はサイゴン市と呼ばれていました。タンソンニャット国際空港から市内までは車で20分の

距離にあり、ハノイに比べ中心部がコンパクトにまとまっており、外資系の食文化が広く展開しています。

 

F. タントゥアン輸出加工区

英語表記 Tan Thuan Export Processing Zone
URL(英語サイト) http://www.ttipc.vn/en-US/tan-thuan-export-processing-zone
事業主 Tan Thuan Corporation※台越合弁(台湾企業とベトナム国営企業)
立地 ホーチミン市から5Km、タンソンニャット国際空港から30Km、サイゴン港すぐ
日系社数/総入居社数 64/150

ホーチミン市7区、サイゴン川に面しているベトナムで最も古い工業団地の一つです。輸出加工区は「輸出品の

製造に特化する企業の集積」を目的として1991年に整備されましたが、インフラ供給不足や開発業者の資金難により、

タントゥアン以外は企業誘致がうまくいきませんでした。開発当初から多くの日系企業が進出しており、古河電気工業・

グンゼ・双葉電子工業などの工場があります。

 

④ロンアン省

ホーチミン市南西に隣接しており、メコン川下流の三角州・メコンデルタ地帯に属する人口147万人の省です。

ホーチミン市とメコンデルタを結ぶ高速道路の開通に伴い、工業団地の整備と外資系企業の誘致を進めています。

 

G. ロンハウ工業団地

英語表記 Long Hau Industrial Park
URL http://www.longhau.com.vn/ja-JP/default.aspx
事業主 Long Hau Corporation
立地 ホーチミン市から19Km、タンソンニャット国際空港から25Km、ヒエップフック港から3km
日系社数/総入居社数 44/155

ホーチミン市とロンアン省の境に位置しており、貿易の要である3つの港へのアクセスが良いため、ベトナム系の

工業団地ながら多くの日系企業が入居しています。工業団地側も日本語が出来るベトナム人材の確保やレストラン・

コンビニの誘致を行い、日系企業へのサービス提供に前向きです。

 

⑤バリアブンタウ省

ホーチミン市の南東60km、車で1時間半の沿岸部に位置しています。深海港のカイメップチューバイン港は欧米など長距離船の発着が可能で、2025年開港予定のロンタン国際空港まで30キロという近距離に位置しているため、陸海空の連結性が高くベトナム南部の物流ハブとして期待されている地域です。また天然ガスの採掘も行われています。

 

H.フーミー3工業団地

英語表記 Phu My 3 Specialized Industrial Park
事業主 タンビンフーミー株式会社

※ベトナム独資

立地 ホーチミン市から60Km、タンソンニャット国際空港から65Km、カイメップ港から4km
日系社数/総入居社数 0/0 ※正式販売は2017年度から

国道51号線と国道1A号線、カイメップ港に隣接し、日系コンサルティング会社が設計を行いました。

ベトナム政府により誘致強化地域として指定され、日系専用の工業団地として建設されました。

100%ベトナム民間資本ですが、排水処理やガス・インターネットなどのインフラ部分は日系企業が担い、

幹部には日本人が複数名入り日本的な丁寧な対応が期待できる工業団地です。

 

I.カイメップ工業団地

英語表記 Cai Mep Industrial Zone
事業主 SAIGON CONSTRUCTION CORP.

※ベトナム独資

立地 ホーチミン市から60Km、タンソンニャット国際空港から65Km、カイメップ港から3km
日系社数/総入居社数 1/12

カイメップ港に隣接した工業団地で、ホーチミン市人民委員会直属の建設会社が事業主です。

ここにはベトナム第一稀元素化学工業が進出しています。

 

 

【参考URL】

①JETRO北部・中部工業団地リスト(2016) https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2016/3930121ab23b711c/rPnmvn_inparkdata201603.pdf

②JETRO南部工業団地リスト(2015) https://www.jetro.go.jp/world/reports/2015/02/84c3d80d75b9246c.html

③ハローベトナム http://hello-vn.net/map-of-vietnam/

④JEROベトナム一般事項 https://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/basic_01.html

⑤日系工業団地についての論文 https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/39153/1/KokusaiKeieiKenkyu_44_Nishiyama2.pdf

⑥間組資料 http://bsc.heteml.jp/aikawa/wp-content/uploads/2011/07/nanbokukougyodanchi.pdf

ニュース一覧はこちらから