意外と知られていないビール大国
ベトナム北部には四季がありますが、暑い期間は日本より長いです。
私の肌感覚では5月~10月ぐらいまで暑いといった感じでしょうか。
仕事終わりに冷えたビールで一日の疲れを癒してらっしゃる方も多いことでしょう。
さて、今回はベトナムのビールについて書きます。日本にいる方でベトナムビールの銘柄が頭に浮かぶ方は少ないんじゃないでしょうか。
実はベトナムはビールの消費量が世界第9位、東南アジアでは1位をほこるビール大国なんです。(*2016年度統計)
理由としては何といっても安さ。生ビールの場合ローカルの店だと1杯50円程度で飲めます。
それに生ビールはアルコール度数が3%程度なので何杯でも飲めてしまいます。
「安いのはともかく実際の味はどうなのよ?」ていう声が上がってきそうですが、味は悪くないと思います。
ヨーロッパ圏のビールに多いコクを求めるなら少し物足りないかもしれませんが、湿度の高い気候にマッチしたクリアな味が多いように思います。
ちなみにベトナムに限らず東南アジアではビールに氷を入れて飲む文化があります。
これは冷蔵設備が発達していなかった昔の名残だそうですが、現在は店に行けば冷えたビールが普通に出てきます。
ところが現在でも好んで氷を入れて飲む人は大勢います。
「氷を入れると炭酸が抜けて腹が膨れないからいいんだよ」という飲み屋のベトナムオヤジ談。
試してみると確かに言っていることは分かります。慣れれば案外癖になるこの飲み方。
ベトナムに来たら一度試してみてはいかがでしょうか。