まずは相手の話に耳を傾けることから
皆さんこんにちは。ハノイもようやく涼しくなってきました。
本日は頑張って外国語を話す外国人のエピソードを紹介します。
先日日本にいる外国人のインタビュー記事を読んでいたんですが、その中であるインタビューの受け答えが印象に残りました。
あるアメリカ人男性の受け答えですが、
「自分は日本で10年以上住んでいて、日本語もかなり流ちょうに話せると思っている。でもお店の人に日本語で話しかけてもお店の人は今だに英語で返答しようとするんだ。」
この人の気持ち、今となってはよく分かります。
私もこの人のように流ちょうとはいきませんが、ベトナム人に対してはできるだけベトナム語で話すようにしています。
よくある例ですが、私がベトナムで日系企業を訪問する際、受付の人に来た主旨をベトナム語で伝えるのですが、受付の人の返答は大概英語です。
恐らく日頃から訪問してくる外国人とはいつも英語でやり取りしているので、「外国人=英語」という風になってしまうんでしょう。
最近は少しずつ増えてきたものの、まだまだベトナム語を話す外国人は少数派です。
なので相手が外国人だったらベトナム語を話さないというステレオタイプがこういった現象を引き起こすんだろうなあと感じさせられました。
先程のアメリカ人のケースでも同じです。
日本の場合、明らかに容姿が日本人と異なる場合、何となくこの人は日本語を話さないと思ってしまうのかもしれません。
しかし実際は非英語圏の外国人で英語はよく分からないが日本語は分かるという外国人も結構いるものです。
ベトナムを歩いていると、思わぬところで急に日本語で話されることもあります。
もしかしたら挨拶やお礼のときだけ日本語を言ってくれていることもあるかもしれません。
そのときにベトナム語を話していると思い込んでスルーしてしまうと、やはり相手は悲しく思ってしまうものです。
たとえ分からない言葉を話していたとしても、とりあえずはしっかりと耳を傾ける姿勢はもっておいたほうがいいでしょう。