【更新:よくある質問】駐在員のご家族のビザ&レジデンスカードについて〔2017年10月〕
前回、2015年9月にお知らせした「駐在員のご家族のビザ&レジデンスカードについて」最新情報を説明させていただきます。
ベトナム在住の日本人数は年々増加しており、ご家族帯同者の数も増加しております。
ここ数年で、日本で有名な飲食チェーン店やイオンなどの大型スーパーなど、有名どころの進出もあり、日本人にとって生活しやすい環境が整ってきました。
現在ベトナムにはハノイとホーチミンに2校、日本人学校があります。(小学校、中学校)
それぞれ350名程度の生徒がおり、増加傾向の中、学校も手狭になってきております。
このペースで増え続ければ、増築か移転、又は学校自体を増やさなくてはならない状況のようです。
さて、ベトナム駐在員のご家族のビザ&レジデンスカードの申請方法(2017年10月現在)についてご説明いたします。
概要:
まず、大まかな流れとしては、日本でのビザ申請→ビザ取得後渡航→ベトナムにてレジデンスカード申請→レジデンスカード取得(駐在員のレジデンスカード期限までご家族の滞在が認められる)となります。
2015年1月の出入国管理法改正により、入国後のビザ目的変更が不可になりました。
よって旅行ビザやビザ無しで入国すると、帯同ビザを申請する前に一度他国に出る必要がありますのでご注意ください。
考え方としては、ビザは入国するために必要なもの、レジデンスカードは滞在するために必要なもの、となります。
ビザの種類:
駐在員のご家族が申請できるビザは2種類あります。
①TTビザ(労働許可証が発行されている人の親族用/有効期限12ヶ月)
②VRビザ(親族訪問・その他目的での入国用/有効期限6ヶ月)
性質が似ているビザのため申請書類は同じですが、有効期限が短いVRビザの方が取得し易くおすすめです。
ビザの申請に必要な書類:
ビザはベトナム入国前に駐在員が働く会社がスポンサーとなり、ベトナム出入国管理局への登録後、在日本ベトナム大使館又は領事館にて書類申請を行います。提出先は出入国管理局となり、必要書類は以下7点です。
・会社法人の書類(ライセンスの公証版、印鑑証明書の公証版、会社の代表者のサイン及び社印の登録書)
・Form NA1(レジデンスカードの申請は所定フォーム NA8)
・帯同されるご家族全員分のパスポート原本
・駐在員のレジデンスカード原本
・駐在員の労働許可証(WP)原本
・住所の賃貸契約書(コピー)
・ご家族との関係証明書類(公証済み公証翻訳版の戸籍謄本)原本
尚、取得には約5営業日必要です。
レジデンスカード申請に必要な書類:
レジデンスカードは、入国後できるだけ早い段階で出入国管理局に書類申請を行います。
取得まで最大3ヶ月かかることがあるためです。
必要書類は以下8点です。
・会社法人の書類(ライセンスの公証版、印鑑証明書の公証版、会社の代表者のサイン及び社印の登録書)
・Form NA16
・Form NA8
・駐在員の労働許可証(WP) 原本
・ご家族の写真: 3cm×4cm 2枚
・ご家族全員分のパスポート原本
・住所の賃貸契約書(コピー)
・ご家族との関係証明書類(公証済み公証翻訳版の戸籍謄本)原本
なお、現地採用の方のご家族帯同ビザ&レジデンスカードも、上記方法で行うことができます。
法改正により提出書類が変更になる可能性がありますので、常に最新の法律情報をチェックして下さい。