たかがマクドされどナルド
ベトナムに来てからファストフード店の利用がすっかり減ってしまった私ですが、先日ハノイのホアンキエム湖辺りにマクドナルドができるらしいとの話があったので見に行ってきました。
なるほど、確かにあります。
最初見たときの第一声が「本物かな?」だったので自分でもかなりベトナム化してしまっているなと思いました。
さて、ハノイにマクドナルドができるという情報はどうやら本当だったみたいなので、少し事情を紹介します。
もともとベトナムでは2014年にホーチミン市でマクドナルド1号店がオープンしました。
当初の計画ではもっと早くハノイのほうに進出する予定だったみたいですが、いろいろな障害があって進出の計画が難航していたそうです。
ベトナムでは地域を問わずKFCやバーガーキング、ロッテリアなどのファストフード店はたくさんありますのでハンバーガーの需要はあると思いますが、マクドナルドの知名度は北部ではそれほど高くありません。
ですから殆どのベトナム人にとってこの話題はどうでもいいようで、とりあえず外国人客で収益を見込みながら、現地に根付くかどうか様子をみるといった戦略でしょうか。
オープンは12月予定とのこと。
ところでマクドナルドと言えばその国によってご当地的な特徴があったりするわけですが、今回私が世界で見た印象的なご当地マックを紹介します。
まずはインドから。
牛肉が禁忌なヒンドゥー教徒が多いインドにマックが進出するのは大変かと思いきや、しっかりチキンが活躍しています。
その名も「マック・マハラジャ」。
「マハラジャ」とはサンスクリット語で「偉大な王」という意味なんですが、現代ではその王の生活ぶりに倣って「すごい」とか「超豪華な」というような形容で使われたりします。
なので直訳すれば「超豪華なマック」といったところでしょうか。
他にもベジタリアン向けの「マック・べジ」や目玉焼きのみを挟んだ「マック・エッグ」たるものもありました。
お次はピラミッドの国エジプトです。
アラブ地域でもマクドナルドはかなり浸透しています。
ドバイなどの中東湾岸諸国でも人気のファストフード店ですが、やはり名前からご当地感ありありな「マック・アラビーア」。その名の通り「アラビアンマック」ですね。
ただ中身はというとハンバーガーというよりケバブといったところです。
イスラム圏では豚肉が禁忌ですが、ここでもチキンが大活躍。
鶏肉に感謝ですね。
因みに日本のご当地マックと言えば「照り焼きバーガー」。
私が一番好きなハンバーガーで、帰国したら最低1回は食べています。
照り焼きバーガーの発祥はモスバーガーのようですが、現在ではその味が世界中で好評で、いくつかの国でも食べられるようになりました。
海外で販売されるときは「サムライバーガー」の名前で販売されています。
さて、ご当地と言えばハンバーガだけではありません。
こちらはマクドナルドのマスコットキャラクター。
バンコクのカオサン通りに佇んでいるドナルドです。
衣装そのままに合掌するだけでタイらしさを醸し出せるのは流石微笑みの国タイ。
ベトナムのマクドナルドでもこういったご当地感があることを期待します。