テト期間中の飲酒事故

皆さんこんにちは。ベトナムではテト(旧正月)休みが終わり10日ぐらいが経ちました。街は日常と変わらない落ち着き?を取り戻してきています。ところで日本人でもお正月にはついお酒を飲み過ぎてしまう方もいらっしゃると思いますが、ここベトナムでもそれは変わりません。毎年テト休み期間中にお酒にまつわる様々なトラブルが発生しており、ニュースのネタとなっています。

 

・飲酒運転による死亡事故多数

 

もともと飲酒運転に対して日本ほど罰則が厳しくないということもあり、ベトナムでは飲酒運転にまつわる事故が後をたちません。特にテト休み期間中は、泥酔状態での運転者や時期的な浮かれもあるのでしょうか、通常の3倍以上の事故が発生しているというデータもあるほどです。毎年の恒例となっていますので、テト前には警察を筆頭に注意喚起をしてはいるのですが、テト期間は取り締まりもあまりされていないようで中々成果をあげられていない現状です。近年飲酒運転に対して取り締まり、罰則を強化していますので年間での飲酒運転事故は減少傾向にありますが、代替えの交通インフラがまだ未発達なことも手伝い中々難しいようです。

 

・飲酒によるケンカ騒動

 

ベトナム人(男性)が酒の席でケンカになるというのはよくある話です。それこそ日頃のビアホイ(ビアガーデンのようなところ)でケンカの現場に出くわすことも珍しくありません。しかしテト期間中ともなると、お酒を飲んでいる人の割合も多いわけですからケンカの数も増えると解釈すべきでしょうか?冗談ではない話、テト休み期間でケンカになって死亡事故に発展するケースがよくあります。データでは今年のテトでは13人が死亡したと出ており、日本では考えられない数値です。

ベトナム人の知人によると、テト(旧暦の1月1日)は基本的に近い親族のみで集まるからあまり極端なケンカ騒動には発展しにくいが、旧暦の3日ぐらいになると中途半端に遠い親族や他人とお酒を飲む機会が増えるので、日頃から怨恨関係にある人とそういっトラブルに発展しやすいとのこと。

 

 

お正月は家族の健康や発展を願う1年の初めなわけですから、こういった事件には出くわしたくないものです。

 

 

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