ちょっと怖いコーヒー話

ハノイに数店舗あるコン・カフェ。配給時代の内装が特徴的。

ベトナムではフランス植民地時代の名残もあってカフェ文化が盛んです。どんなに田舎に行ってもローカルのカフェはありますし、Wi-Fiは必ずと言っていいほどありますので、ちょっとした時間つぶしで利用することもできます。

カフェで多くの人が注文するコーヒーですが、先日そのコーヒーについて少し恐いニュースがありました。

 

・コーヒー豆を人工的に着色

 

ある南部の省で、コーヒー豆を人工的に着色して販売していた業者が逮捕されました。その着色料として使用していたのが乾電池の廃液だったとのことです。もちろん人体に害があります。いくつかの個人商店向けに販売されていたそうですが、変なにおいのする豆は注意するよう警察が呼びかけていました。

話題になった化学コーヒー。見るからに不健康そう。

・激安の化学コーヒー

 

コーヒーの風味を出す化学コーヒーと呼ばれる液体が出回っているとのこと。値段は激安で原価は一杯8円程度らしいです。こちらもやはり人体に有害で、販売している業者に対して消費者が怒っているのだとか。ただ安く仕入れて利益を出そうとする売り手の利己的な考えが消えない限り根絶には程遠いと言えそうです。一般のカフェなどで出されることはないと思いますが、路上のカフェで既に作られたものがポットに入れてある状態のものだったり、値段が1万ドンを下回るような極端に安いコーヒーについては一定の警戒をしたほうが良さそうです。

 

余談ですが、私はこの化学コーヒーを飲んだことがあります。といっても今回話題に上がっているそのものではありませんが、人工的なコーヒーです。飲めない味ではありませんが、豆から挽いたコーヒーを飲み慣れている人からしたら何となく気が付くレベルのものです。市販で正規のものはそれほど有害ではないんでしょうが、やはり日常的に愛飲するには考え物ですね。

 

 

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