ストレスとの付き合い方
先日メンタルヘルスに関する記事を読みました。内容は日本人がベトナム当地で抱えているストレスやその解決方法などについてです。異国で生活するわけですから、そりゃストレスも溜まるだろうと思いながら読んでいましたが、ストレスの原因は実は日本人同士の人間関係ということが多いようです。以下にいくつかの例を挙げます。
例1:「日本料理屋で一人でゆっくりしたいと思っても、誰か知り合いに会ってしまうのでゆっくりできない。」
例2:「休みの日は一人で過ごしたいが、誰かに誘われる。断ると人間関係が気まずくなりそう。」
例3:「ときどき変な見栄やプライドの張り合いみたいなやり取りがあるので疲れる。」
ベトナムは日本人が多いとは言え、日本と比べれば数は圧倒的に下がりますので、付き合う人間を選ぶ選択肢も当然少なくはなります。その中でできるだけ人間関係が悪くならないようにお互いが気を遣いあった結果、こういったストレスに反映されるのかもしれません。来越して初めの頃は日本人の知り合いをたくさん作ろうと奔走しますが、ある程度現地での生活に慣れてくるとこういったストレスに悩まされる人が多いらしいです。
ベトナムで日本人同士のかかわりがどの程度密なものなのかはその人のライフスタイルに寄りけりです。しかし日系社会に身を置く以上、多かれ少なかれ日本人と関わることは避けられません。その関わる程度のバランスを自分の中で上手く取れている人は充実した生活を送っている人が多いように思います。日本人同士だからこそ共有できることを話し合って、ストレスが発散できるということもあります。日本人なら多かれ少なかれ同じようなストレスを抱えていると考えれば、少し気が楽になれるかもしれませんね。
因みに日本で働くベトナム人に日本でのストレスを聞いてみると、
①言葉の問題
②職場の日本人との関係性
③ほしい食材が手に入りにくい
のようになりました。案の定といいますか、ベトナム人同士での人間関係というのは出てきませんでした。もちろん日本に住んでいて嫌なベトナム人に出会うことはあるらしいですが、関わらなければいいということで割り切ればどうってことないようです。