2つの金言
もうひと段階ベトナム語のレベルを上げなければならないなと思う今日この頃です。帰宅後に毎日最低30分以上はベトナム語の学習に時間を割くようにしていますが、弊社のスタッフも就業後に経理分野で深い知識を身に付けたいからと学校通いをしていたり、英語をより上達させるためにフリーランスの仕事を請け負っていたりと色々刺激を受けています。
ベトナムでは帰宅後により知識を身に付けるため(より良い職に就くためか?)、夜間の学校に通ったり自分で勉強をしている人も珍しくありません。もちろん皆がみんなそんな人ばかりではありませんが、これまで付き合ってきたベトナム人でそういう感覚をもっている人は日常の振る舞いもちゃんとしている人が多いですね。
私が新卒で入社した会社の社長(今は会長)は当時こんなことを仰っていました。
「月収の5%と1日の3%は自己育成に費やしなさい。これを継続すれば10年、20年後には驚くような成果になるよ」
当たり前のことですがその通りだと実感しています。10年と言わず5年でも3年でも、1年でも実感します。社会に出てからも変わらず日々新しいことを学び続けている人とそうでない人の差は当地でもかなり感じています。
またこんなことも仰っていました。
「仕事をするようになったらメモを取りなさい。忘れないためにメモを取るんじゃないよ。忘れるためにメモは取るんだ。」
新卒ペーペーだった当時の私にはよく理解できませんでした。「メモは忘れたときに思い出すためのツールじゃないの?」と感じるのが精一杯だったのを今でも覚えています。あの時仰っていたことも徐々に分かるようになってきました。様々な情報が集中すると、今向き合っている事に対する処理効率が落ちる。なので直近で必要でない情報はメモすることで一旦忘れ、現在向き合っている事柄を最も効率よく処理しなさいということなんでしょうね。
つまり自分の頭をパソコンとするならメモは外付けのハードディスクという位置づけといったところでしょうか。パソコンの中に情報量が増えると動作が遅くなってきますので、直近で必要じゃないことは外付けのハードディスクにとりあえず移せということです。ハードディスクは本体そのものが破損しない限り要領限界まで情報を詰め込んでも大丈夫ですしね。
ふとしたきっかけで思い出した2つの金言でした。