町で見かける交通整備の人
通勤のラッシュアワーは日本もベトナムも同じですが、バイクの渋滞は日本では中々見ることができません。なのである意味それがベトナムらしいと言えばらしいのですが、各運転手の交通モラルから引き起こされている渋滞というのもありますので、この渋滞に毎朝毎夕巻き込まれる身としては腹立たしいところです。
さて、市内中心部の大通りではこのラッシュアワー時に交通警察が交差点に立ち交通整備をやっています。この整備がなければ車やバイクが立往生して全く動かなくなってしまいます。ひどい渋滞の時には信号はほとんど意味をなしていません。また中心から少し離れたローカルの通りでもラッシュ時には渋滞が起こります。というのも古い道は道幅も狭く、車が行き違いで通るのがギリギリの幅ですので少しでもモラルのない走行をすると、そこを皮切りに大渋滞が発生してしまいます。
そんなローカルの道には警察も配置されていないのでにっちもさっちもいかなくなるのですが、そんなときに登場するのが謎のオッサン。いつ、どこから現れるのか不明ですが、まるでそれが仕事であるかのごとく整備を始めます。場合によっては持参の笛を咥えながらモラル違反の走行車に対して注意をしています。
そしてある程度渋滞が緩和されると、またいつのまにか消えていくという。そんな神出鬼没なオッサンは今日も地元の道を守っています。