日本のハラスメントをベトナムに当てはめてみる

最近の日本は体育会系の企業が通用しなくなってきているという記事を見ました。社外に対してというより、社内での組織構成において、かつてのような体育会系では部下がついてこないということのようです。

程度にもよりますが、スポーツの世界でも近年では指導者の暴力や暴言、先輩への絶対服従などがタブーになってきている現状ですから企業がそうなるのも頷けます。セクハラのみならず、パワハラにも気を付けなければならない昨今です。

ところで気が付けば日本社会で様々な「~ハラスメント」が生まれてました。まあ早い話、嫌だと感じることは全て「~ハラ」で片付けているような気もしますが、今日は日本で言われている「~ハラスメント」をベトナム人に紹介しつつ、ベトナム社会に当てはめて答えてもらいました。

 

①セクハラ

接する男女の年齢がある程度近いもの同士ということもあるのかもしれませんが、あまりこの類のトラブルは聞かないとのこと。あまり度が過ぎた行為をすると寧ろ職場から追放されるようで、被害者が泣き寝入りなんてことはほとんどないようです。

 

②パワハラ

何をもってのパワハラかということになりますが、これも日本ほどではないようです。パワハラを感じるような嫌なことがあれば次の仕事先を探し始めます。逆に日本人に対しては「そんなに耐えてまで、なんでその会社で働いてんの?」と疑問に思うんだそう。

 

③アルハラ

アルコールハラスメント。飲めない人に無理に飲ませたり、飲みたくないのに仕事帰りに上司に付き合わされたりすることを指すようです。ベトナムではこれはよくあります。酒癖の悪いベトナム人にあたると間違いなく無理やり飲まされます。お酒に弱い人は本当に嫌だそうです。

 

④スメハラ

日本でも比較的新しいハラスメント、「スメルハラスメント」。自分にとって好ましくない臭いを発している人を指して言うようです。例えば風呂に入っていない、口臭、にんにく臭い、香水がキツイなどがあるようです。ベトナム人に言わせると「それは単純に近寄らないとか息を止めてたら?(笑)」で済む話だそうです。

 

 

他にもたくさんありましたが、最後に今回話をしたベトナム人が面白いことを言っていたので紹介します。

 

「日本人は何に対しても我慢するし、思ったことを相手に言いにくい文化があるからそんな言葉が生まれやすいんじゃないですか?」

 

う~ん、鋭いツッコミ(汗)

 

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