お祭り騒ぎのサッカーファン

1週間ほど前から東南アジア勢のサッカー大会がありましたが、昨日ハノイでベトナムがフィリピンを下し、街中お祭り騒ぎになっていました。うちの女子社員はサッカーに興味のある社員と興味のない社員の温度差が激しく、興味のある社員は18:30のキックオフまでに自宅に帰ることができるよう、いつも以上に速いスピードでキーボードを叩いていたのが笑えました。

私もその日の夜はたまたま外に出ていましたので、帰りはベトナムの勝利に暴走するサッカーファンの渋滞に巻き込まれます。ベトナムの国旗を掲げてバイクや車を走らせる人、沿道にはちゃっかりその旗を販売している人もいます。中心部の大通りはカオス状態ですので、夜の11:00であっても通勤ラッシュのような渋滞です。

なのでお巡りさんが交通整備にあたるわけですが、この時ばかりは特別なのでしょうか。ヘルメットをかぶっていない運転手に対しても取り締まったりはしていませんでした。明らかに酔っぱらって盛り上がっている暴走バイカーにも御咎めなしです。ハイタッチを求められて無表情で応じているお巡りさんもいました。一件武骨に仕事をしているように見えますが、内心自分もこの中に参加したいと思っているお巡りさんもきっといることでしょう。

 

そんなお祭り騒ぎに賛否両論があることは置いといて、大勢の人間が一つのことで一緒に喜びあえるというのは気持ちがいいものです。ロンドンオリンピックのときに私はインドにいたのですが、そのとき丁度インドで初めてのメダリストが出るかというバドミントンの選手がいました。結果銅メダルを取り国中が歓喜していたのですが、日頃住み分けているそれぞれの宗教の人同士が一つになって喜びあっているのは何とも印象的だったのを覚えています。正に一体感という感じでした。

 

2020年東京でオリンピックが開催されますが、その時には是非私もその一体感を味わいたいものです。

 

 

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