こんなところで日本人夫が語られる

求職者の中でもベトナム人の配偶者がいることは珍しくないですが、これまでは既にベトナムで就業している人が現地で知り合って結婚するというパターンが多数派でした。しかし最近では日本でベトナム人と知り合って、それからベトナムに移り住む計画の人も増えてきているなぁという印象です。近年の日本におけるベトナム人の人口を考えると当然と言えば当然かもしれません。

ハノイやホーチミンには日本人によるベトナム人配偶者をもつサークルというものがあります。そこではベトナム人配偶者を持つならではの話や、各家庭の状況などをシェアして盛り上がるわけですが、その逆のサークルも当然あります。

それは日本人夫を持つベトナム人妻のサークル。

 

そこでは日本人夫を持つベトナム人妻の悩みなど、様々なことが語られています。定期的に集まって直接情報交換を行うこともありますが、それ以外にもフェースブック上のスレッドで色々なことが書き込みされています。例えば、

 

「うちの旦那は日本食しか食べないから本当に面倒くさい!」

「夫!ちょっとはベトナム語覚えろ!!」

「日本人の飲み会終わるの遅すぎー!!!」

 

などなど。日本人の立場として、読んでいて中々面白いものがあります。当のベトナム人妻同士も他の人の愚痴を見て、「うちの旦那はまだマシかなぁ。。。」なんて考えたりしているのだとか。私も自分に照らし合わせて、自分がOKかNGかを勝手に自己評価しています(笑)

 

しかし奥さんがベトナムに住んでいるか日本で住んでいるかで悩みが変わってくることもあります。例えば日本に住んでいるベトナム人妻の場合、日本の姑やその他親族の問題で苦労することもあるようです。それは日本人同士で結婚した場合も同じことですが、そこに国籍的な侮蔑を込められて非難される人も中にはいるようです。ベトナムでは「日本人」ということで変な待遇を受けることはほぼありませんが、日本でその逆のことをする人がいるというのは想像できますので、胸中をお察しします。

 

しかし不平不満は漏らしつつも、何だかんだで旦那に合わせている人が多いように思われます。世間一般にベトナム人は結婚すると鬼嫁になるとか面白半分で言われていますが、実情ではあまりそんな感じはありません。とりあえず「金・暴力・浮気」の3点さえ犯さなければ、といったところでしょうか。

 

あとベトナム人であれ日本人であれ、旦那がだらしないと奥さんは恐くなりやすいというのは間違いないと思います。これは家庭を守るという点である意味仕方がないことでしょうし、かかあ天下でうまくいっている家庭を見ると何となくほのぼのはします。

 

 

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