飲酒運転がなくなるとき

飲酒運転は一昔前から日本で罰則が強化されて、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」が徹底されています。それでも時々飲酒による痛ましい交通事故が発生してしまいますが、飲酒運転の数は昔と比べて確実に減少傾向にあります。

 

ベトナムは日本と比べてまだまだ飲酒運転の数は多いのが現状ですが、最近では飲酒運転による悲惨な事故が増えていることもあり、違反の罰則を強めています。これまでは飲酒運転者に対してそれほど高くない罰金を設定している程度でしたが、免許の停止なども罰則に加える方針で進めています。また飲酒の検問も多く実施するようになっており、以前ほど飲酒運転を普通のことのように見る雰囲気ではなくなってきました。

 

しかし依然としてビアホイ(日本でいうビアガーデン)にはバイクや車で乗り付けて楽しむのは普通で、店側も分かっていながら普通に酒類の提供をしています。店の前に結構な広さの駐車場を構えていますので警察が見れば飲酒運転は一目瞭然なのですが、そこを摘発しないところに何かしらの闇を感じます。

 

ところで、こんな状況ですので今後ベトナムも飲酒運転は減っていくのかなと感じているんですが、先日ビアホイで飲んでいた時に客待ちをしている白タクを見ました。一緒に飲んでいたベトナム人の友人曰く、

 

「最近では飲酒運転の厳罰化などもあって帰りはタクシーやGrabを利用する人も増えましたね。それでも費用がかかるんで一部の人にとどまりますけど。店が提携して格安の送迎サービスとかあったらいいんですけどね(笑)」

 

それを聞いたときにふと日本の運転代行サービスが頭に浮かびました。日本の代行サービスも決して安いとは言えませんが、例えば数人で車で来店して、その人数の頭数で料金を割れば中々リーズナブルです。ベトナムではまだまだ飲酒後の帰宅時にタクシーや公共交通機関の利用が一般的ではありませんが、将来的に飲酒運転をしない意識が徹底されてくると、こういったサービスも出てくるかもしれませんね。

 

 

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