誰かが掃除をするから

日本人は部屋をきれいにしてからホテルでチェックアウトをするというニュースがベトナムで放送されていました。きれいにしすぎて使ったか使っていないか判断に困るケースもあると言われていましたが、元々はベトナム人で使用後の部屋がめちゃくちゃなのを引き合いに出し紹介されたニュースです。

日本人は使用後にきれいにして帰るというのは有名な話です。スポーツの国際試合などでも日本のチームはロッカーをきれいにして帰り、それを称賛されるのはよく聞きます。こういったことには誇りを持ちたいですし、積極的に推進していきたい部分でもあります。

 

ベトナム人の友人と話をしたときに、下のようなことを言っていました。

 

「日本人は自分が汚したものは自分でキレイにする人が多いですよね。ベトナムでは掃除する人が他にいる場合、汚してもそのままにする人が多いです。レストランで床にゴミを落としてもそのままですし、道にポイ捨てする人も掃除する人がいるから構わないと思っている人も多いですからね。最近はそういうことはやめましょうとよく啓発していますよ。」

 

腑に落ちる気がします。元々ゴミだらけになっていても平気というわけではなく、「誰かが掃除するだろう」という感覚が働いているといったところでしょうか。実際に誰も掃除する人がいないであろう自宅前にゴミを捨てる人はいませんからね。

最近ではボランティアでポイ捨てされたゴミなどを掃除する取り組みもよく聞きますが、こういった取り組みが実を結んで道端のゴミが始めからないような街になってほしいものです。昔の日本もポイ捨てなどはひどかったので、ベトナムも時間をかければ必ず改善できるだろうと思っています。

 

 

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