安心の日系?それとも安さのローカル??

ベトナムでは何かをするときに日系の会社を利用するか、ローカルの会社を利用するかという選択に迫られることがあります。日系を利用するメリットとしては窓口が日本人または日本語が流暢なベトナム人スタッフが対応したり、その仕事の質の高さ(安心感)が挙げられますが、一方ローカルの会社を利用する場合には値段の安さが挙げられます。

 

逆を言うとローカルは値段が安い分、質は日系より劣るが日系は質が保証される分、値段は高い。このあたりのバランスを自分のなかでどう取るかが選択の肝になってきます。実際ローカルといえど値段を考えれば質はまあまあで十分コスパがいいところもありますので、業者さえ選別できれば賢い選択の一つにはなるものです。

 

ではローカルを利用する際に何を気をつければいいのか?これは単純に企業の規模の大きさでは判断できないのが難しいところです。私の実体験からいくと、基本的に自社内ですべての業務を完結させるようなサービスについてはある程度納得のいくところが多いように感じます。一方窓口はその企業がしていても実際の業務はその下請けなどが行うところの場合はどの担当者にあたるかによって左右されることが多いです。

 

どういうことかと言いますと自社内で全て完結させる場合、何か対応に不備があった場合はその会社に直接クレームがいきます。もしそれが原因で客が離れるとその会社は商売あがったりになりますので、必死に従業員を教育しようとします。一方外部に委託をする場合は一度その窓口企業を挟みますので、どうしてもクレームが行き届きにくく改善が難しくなるようです。本来下請けという立場は粗相が続くと契約を打ち切られそうなものですが、ベトナムではそこまでシビアに対応はしていないのでしょう。少し極端に言いますと直接の自社のスタッフではないのだから、窓口ではそこまで深刻に対応されないケースも見受けられます。また自社内だけではなく、関連会社にまできちんと教育を浸透させるようなシステムは社会全体で浸透しきっていないようにも思われます。

 

ですので場合によっては家族経営の小さい会社のほうが売り上げがもろに家計に影響するので良い仕事することもあるわけです。もちろんサービスの選択肢は大きい会社のほうが多いのは事実ですが、会社の規模で一概にサービスの質を判断できないこともあります。

 

 

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