今年の暑さは?

9月に入ると日本も暑さが徐々に和らいでいくものですが、ハノイも朝晩の暑さが和らいでいく時期になりました(それでも暑いです)。毎年話題になるのが今年の暑さはどうかという話。それはハノイでも同じです。温暖化が言われるようになってから年々暑さが上昇していっているように感じますが、どうやらそれは気のせいではないようです。

日本と同様ハノイでも年々暑さは上昇しており、ここ5年は過去の観測平均から0.5℃ぐらい高い気温で推移していました。しかし今年は平均より1℃ほど高かったということで、いよいよ温暖化対策に向けて慎重に考える必要が出てきたという雰囲気になっています。

 

ベトナムは南北に長い国なので常夏の南部より四季のある北部のほうが熱中症にかかる人が多いと報告されています。やはり1年を通して気温差があるほうが体に影響が出やすいということなんでしょう。また暑さがピークの時期は南部より北部のほうが酷いのも一つの原因になります。田舎などでは熱中症に対する知識も十分でないので、適切な水分の取り方や暑さの対策などが疎かになる傾向もあるようです。

 

今年のハノイでは炎天下で働く人や外を出歩く必要がある人向けに無料の休憩施設が作られています。これは直射日光をしのげる一時的な空間を提供するとともに、無料の飲料水を振舞ったり、健康面での相談ができるような役割を果たしています。日中外で働くことは命の危険と隣り合わせで働いているといっても過言ではない環境ですので、この施設の存在はありがたいのだとか。一般の人でも屋根もないバス停で時刻表がないバスを待ち続けるのは中々の地獄です。

暑さより日に焼けるほうが嫌なベトナム女性

ベトナム女性が何より恐れる日焼け

また夏場の炎天下では子どもを外で遊ばせない家庭が多く、天気のいいお昼時は屋内で過ごす家庭がほとんどです。なので夜の8:00ぐらい(ちょうど夕食を終えたぐらいの時間帯)から外で遊ぶ子どもが増えるのもハノイの夏の風物詩です。マンションの公園などは多くの子どもで賑わっていますが、夜の9:00ぐらいまで大勢の子どもが騒いでいる光景は日本人の感覚だと違和感を感じるものです。

 

個人的にですがハノイは1年の半分ぐらいは暑いと思っていますので、まだしばらくは暑さに耐える日々が続きそうです。

 

 

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