外出自粛状況下のハノイ

先週から弊社もコロナウイルスの影響で在宅ワークに入っています。弊社が入っているオフィスビルでも事務所を閉鎖している企業や、ごくわずかな従業員のみ出社している企業が多くなっています。ベトナムでも外出自粛要請が出されていますが、明らかに不要不急の外出ではない場合、行政処分を受けるというところが日本での違いでしょうか。今日はその辺りについて少しお話します。

 

4月10日現在、都市部では食料品や医薬品を取り扱う店、ガソリンスタンドなどを除いて全て休業になっています。ローカルエリアに入ると始めのうちはこそっと営業をしているところもありましたが、見回りの公安が常に地域を巡回していますので、見つかれば警告&罰金処分を受けることになります。

 

また一般市民も不要不急の外出を控えるよう求められています。では認められる外出とはどんなものかと言いますと、食料の調達や病院などへの移動などが挙げられますが、要は「娯楽目的の外出」は完全アウトといった認識になります。先日私がオフィスに用事で向かう際に公安から不要不急の外出で罰金になっている人がいました。どうもその人の恰好を見ていると釣りに行く人だったようです。確かに釣り竿を持っていたら何をしに行くかは即バレだと思いますし、言い訳も苦しいでしょう。こう言った言い逃れができないようなレベルのケースでは罰金対象になるようですので注意したいところです。(因みに罰金額は日本円で1500円程度と聞いています)

ただ夕方ともなるとランニングやウォーキングをしている人もチラホラ見られますので、そういう人たちは取り締まりの対象にならないのか気になるところではありますが。。。

 

また在宅ワークが一般的になっているということで、テレビでも在宅ワークをしている人向けの情報番組が流れています。具体的に言いますと、自宅でできるだけ快適に集中力を保つためにはどういうことに気をつければ良いか、一日中家にいる場合は運動不足になるので自宅エクササイズの紹介などがよくされています。

 

他にベトナムの学校はテト休みからずっと休校ですので、このままいくと3か月以上は休んでいることになります。日本でいうと3学期が丸々なくなったような状況なわけですが、ベトナムは9月から新学年が開始しますので、その学年が切り替わる前の休みを短縮して帳尻を合わせるとのことです。

 

今の自粛期間がいつまで続くかはまだはっきり分かりませんが、仮に自粛期間を終えたとしても外国からの入国を認めるのはしばらく先になりそうです。ベトナム航空は5月末まで国際線を飛ばさないことを決定していますので、最低でも入国を通常通り受け入れるのはそれよりも先かなと考えるのが妥当でしょうか。

 

暫くは我慢の時期が続きそうです。

 

 

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