コロナ後の仕事観について

コロナウイルスの世界的な活動自粛ムードが続いていますが、ベトナムは一先ず先に活動を再開しています。とは言っても多くの企業が被った被害や、海外とのやり取りに今でも制限があるなど、なかなか以前と元通りというわけにはいきません。また今回の一件で失業をした方、会社の先行きに不安を覚えて転職活動をしているベトナム人も目立ち、人材市場もアクティブになってきています。

 

コロナの影響で失業した方は自分からの意思で退職というわけではないので、一刻も早く次の仕事を見つけたいという方が多いです。そこまで給与面にこだわらず、とにかく当面の生活のためにも何とか早く職に就かなければという切羽詰まった雰囲気がひしひしと感じられます。採用する企業にとっては若干給与面を抑えて採用できるチャンスとも言えますが、あまり抑えすぎると、また次の会社へ転職するまでの「繋ぎ」のように扱われる可能性があるので注意が必要です。

 

今までベトナム人の中では会社の資本的な安定性を重視する人は多くなかったのですが、今回の一件で認識が変わりつつあるようです。今までは収入を上げるために進んで転職することは普通でしたが、少しその傾向に変化が起きるかもしれません。また日本のそれとは少し異なる「公務員」が注目されるようになったとも言われています。

 

またリモートワークが実質初めて実行されたわけですが、案外仕事ができるといった意見や、考えようによっては合理的という意見も出ています。日本で旦那が家にいて家庭の雰囲気が悪くなるというような話がベトナムで出ないのはさすがといったところでしょうか。

 

今回のコロナ騒動は転職のみならず働き方も考えさせられるきっかけになりそうです。

 

 

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