リモート面接:こんなところを見られてます

日本人の面接において、これまでも遠方に在住の場合はSkypeなどのリモート面接を取り入れている企業はたくさんありました。しかしコロナ禍で双方の移動が制限されているので、これまでよりもリモート面接の利用が進んでいます。企業側は画面越しに求職者を見極める必要がありますし、求職者も画面越しにしっかりとアピールする必要がありますので、双方より面接時の技術が求められるようになっています。今日は採用側の目線で、リモート面接時の注意点について書きます。

 

・面接時の背景

自宅で面接をする場合は自分の家ですることが多いですが、できる限り模様の無い壁などを背景にすることをお勧めします。部屋の様子にもよりますが、面接で人間性を見てもらうに当たり、部屋の様子は余計な先入観や情報を生む可能性があります。部屋の状態が採用のマイナス材料になったとしても、プラス材料になるということはありえないことを理解しておいてください。

 

・服装

対面の面接と同じ格好で参加するべきです。時々リモート面接をカジュアルな面談と勘違いしているような方も見受けられますが、それはマナー違反です。自宅やモニター越しでは気持ちが軽くなってしまいがちですが、あくまで応募先の企業を訪れたときのような緊張感で臨んでください。

 

・照明

部屋の明るさに気を付けてください。特に部屋が明るくても自分の顔に光が当たっていない場合、相手先には思っている以上に暗く見えてしまいます。面接を実施する前に一度自分の顔が相手先にどのように見えているかチェックしておいたほうがいいでしょう。

 

・目線

慣れていない人の場合、画面を直視してしまいがちですが、相手に目線を向ける場合はカメラのほうに目線を合わせる必要があります。せっかく相手の目を見て話しているつもりが、相手先からはずっと下を見て話していると思われると残念です。また画面越しでは相手の目線が実際の対面よりもよく分かります。なので不自然に目線をそらしたり、泳いだりすると普通よりも相手に伝わりやすいということも知っておいた方がいいでしょう。

 

・マイクの音量

マイクの音量は大きめのほうがいいでしょう。あまりに小さくて聞こえずらい場合は相手から音量を上げてほしいと言われるのでまだいいですが、「聞き取れるけど聞きにくい」というような場合ではそのまま進行してしまうケースもあります。その場合、声が小さいというのがマイクが原因ではなくその人の話し方や性格的な部分と考えられることもありますのでリスクがあります。

 

以上がリモート面接時に気を付ける主なところになります。操作が慣れないことで粗相をしてしまうことは本番の面接でもありますが、それについてはきちんと面接中に謝罪をすれば大きな問題にはなりません。しかし上で書いたような部分は印象評価としては非常に大きな部分を占めます。面接に臨む前に、是非チェックしておいてください。

 

 

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