ハノイも再度社会的隔離措置となるか?

久しぶりに国内でコロナ感染が出て以降、数は少ないながら全国に感染が広がっています。先日ハノイで陽性が発覚した人ですが、その人の場合は感染源であるダナンや中部には全く関りがなかったということです。つまりハノイ市内にも既に潜在的な感染者が一定数いるのではないかということで今週から警戒が強まっており、マスク非着用での外出は罰金対象となってしまいました。少しずつ数か月前の状況に戻りつつあるように思えます。

 

政府は今週、来週あたりが感染が広がるかどうかの期間と考えており、もし感染が広がるようであれば再度ハノイでの社会的隔離もありえるとのことです。各スーパーなどの小売店などには、それを見越して通常時の3倍程度の在庫を確保しておくよう指示し、有事の際に落ち着いて行動がとれるよう呼び掛けています。

 

ただ仮に再度社会的隔離措置が実施されたとしても、一回目ほどは混乱にならないのではというのが個人的な考えでして、何となく周りを見ていてもそう感じます。コロナ慣れといってはなんですが、そういった状況下での経験即が一度できていますので、次もそれに則った行動をとれば恐らく大丈夫だろうという態度が見てとれます。

 

因みにこういった社会的隔離や営業活動の規制により廃業や失業した人たちはたくさんいますが、それがそこまで悲壮的に表面化されないのは報道の関係もあると思います。ただ市場には求人よりも求職者のほうが依然多く出回っている状況ですので、こういった人たちの就職先が落ち着いて初めてコロナが収束したと言えるでしょうか。

 

ベトナムと他国の状況を考えたときに、出入国の自由化はまだまだ先になりそうだとは思いますが、今回も前回同様に上手く乗り切ってくれることを期待します。

 

 

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