ベトナムでも第三波の到来か

ハノイも気温が下がり、朝晩は冷え込み、日中でも上着を着ないと寒く感じる季節になってきました。ベトナム国内でもホーチミンから出張などでハノイにいらっしゃった方は口を揃えて「寒い」と仰います。

 

ホーチミンのほうで新型コロナな市中感染が出たということで、「第三波到来か!?」と言われています。第一波はコロナが世界中に広まり始めた今年4月頃、第二波は中国人の密入国者からダナンで市中感染が発生した8月頃。そして今月の第三波となります。今回端を発したのはベトナム航空のCA。無症状での陽性反応が出たため、自宅隔離を強いられていましたが、その規則を破り外出。一般人向けのビジネス講義などにも出席していたということで濃厚接触者は800人以上いるのではないかとされています。ベトナム政府はこの規則を違反したCAに対し刑事処分をする方向で進めているようですが、ベトナム航空の会社からは既に解雇処分となっています。今回の事態に伴い、海外からの国際線を一時的にストップさせ、事態の収束に全力を尽くしていくとのことです。これで渡航規制の緩和がまた少し遠のいたといった感じでしょうか。

 

ところで、第二波のコロナ感染を受けてベトナム政府は不法入国者の取り締まりを厳しく行っています。また不法入国者のほう助をした者も同様に厳罰化しており、最長で12年の禁固刑に処するとしています。この不法入国ほう助というのは不正なビザの取得というのも含まれるようです。以前このブログで、諸々の事情により正規のビザを取るのが難しいとされていた人に対して裏でサポートをするローカルコンサルの話を書きましたが、このような類の業者も、こういったサポートが手をひいたと言われています。やはり禁固刑というリスクの高い橋を渡ってまでやろうとは思わないということでしょう。

 

当初は数か月で収まると楽観的に見ていたコロナ感染も、もうすぐ1年を経過します。少し規制が緩和されるなどにより雪解けの雰囲気は見られるものの、まだまだ時間がかかることが予想されます。ビザや労働許可書、その他レジデンスカードなどの更新はしっかりと知識のあるコンサルに相談し、時間に余裕をもって行動されることをお勧めいたします。特にベトナム在住者で退職されて滞在期間を延長したい方、その他現職中で労働許可書やレジデンスカードの更新などでお困りの方は是非弊社にご相談ください。

 

 

 

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