ベトナム入国後の隔離について

ベトナムでは海外から入国する際、現地のホテルで2週間の隔離を求められます。この隔離期間中は一切外に出ることが許されず、定期的な体温検査と健康状態の申告、また朝、昼、晩の食事を除き他の人との直接的なやり取りがありませんので、精神的に中々厳しいところがあります。幸い隔離施設にはテレビやWi-Fiがありますので、通信状況だけは確保できるといった状況です。

この2週間隔離についてはコロナが始まって以来続いていますが、その他に追加の2週間隔離や日本国内でのPCR検査について挙がってきている事例についてご紹介します。

 

2週間の隔離から更に追加の自主隔離!?

2週間の隔離が終えるとようやく自由になれるかと思いきや、そこから更に自宅などで2週間の自主隔離を要求されます。この期間中は食料品の買い出しなど少し外に出ることは認められますが、本人が把握できないような不特定多数との接触は避けるように行動することを求められます。今月の上旬に日本で緊急事態宣言が再度出されたことに関係があるのか、この追加の2週間隔離は突然発令されたようです。恐らく日本人だけではないと思われますが、ホテルでの隔離を終えて更に2週間の隔離を求められると想定した上で入国後のスケジュールを組んだ方がしばらくは無難と言えそうです。

 

日本国内でのPCR検査は入国3日前から?

ベトナムに入国する前にPCR検査を日本で受ける必要があり、当然陰性であることが求められます。しかしこのPCR検査を受けるタイミングについて少し情報が錯綜しており、入国者を戸惑わせているようです。案内ではベトナム入国の3~5日前に検査を実施するとしている一方で、入国審査官には入国3日前でなければならないと言われたという報告があります。結果的に入国はできましたが上述の追加隔離に見られるように、突然規定を変更するというのはベトナムではよくあることですので、入国直前まで何か変更などがないか常に意識しておいたほうがいいでしょう。

 

今の日本の状況を見ても、今後しばらくは入国規制が続くと思われます。その状況に応じて常に規定が変更されるという前提で出入国の準備をされることお勧めします。