新型コロナ対応力ランキング

オーストラリアのシンクタンクであるローウィ研究所というところが、世界98か国を対象に新型コロナに対する対応力を国別にランキング付しました。ベトナムは2位となっており、1位はニュージーランド、日本は45位となっています。上位10か国は以下の通り。

 

1位:ニュージーランド
2位:ベトナム    
3位:台湾
4位:タイ
5位:キプロス
6位:ルワンダ
7位:アイスランド
8位:オーストラリア
9位:ラトビア
10位:スリランカ

 

これらは感染者や死者数、100万人当たりの陽性率など複数の項目を点数化して順位付けしたものとなっています。中国は公開データを出さなかったので調査対象外とされています。

こうして見ると上位の国は島国が多く、陸続きの国ではベトナムを筆頭にタイ、ルワンダ、ラトビアが健闘しています。こんな風に見ると日本ももう少し頑張ってほしい気がしますが、ちょうど真ん中あたりの順位にいる現状をどう捉えるべきでしょうか?

 

ベトナムは来週から旧正月休みに入りますが、北部では先週からのコロナ感染騒ぎによって、学校などはオンラインや休校、企業もリモートワークに切り替えるなどの動きが出ています。この時期は忘年会シーズンなんですが、それも中止する企業が多くなっています。せっかくの旧正月に移動規制などで田舎に帰省できないというのはベトナム人としては絶対避けたいところかと思いますし、そんなことにならないよう政府もテトまでの抑え込みに躍起になっています。

 

ハイズオン省で陽性者が出た企業では、濃厚接触を疑われる従業員が纏めて隔離施設に送られました。3週間の隔離ということで旧正月も隔離施設で過ごすことが確定しすごく残念そうでした。同じような目に遭ったらたまらんというのが他のベトナム人の本音でしょう。ベトナムでは自宅で陽性者がでればその自宅がある通りを隔離、マンションで陽性者が出ればそのマンションそのものを隔離しますので、他の人に与える影響もかなり大きいものがあります。例えば今私がコロナ陽性者となった場合、マンションに住む人たちからどう思われるか、特にこの時期の感染はテトの過ごし方にも多大な影響を与えますので普通以上に迷惑をかけることになります。

 

これまでも市中感染がちょいちょい出てきた中で都度抑え込みに成功してきたベトナム。今回もそうなることを願います。

 

 

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