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■最低賃金の推移（２０１４年～２０１６年）

 

２０１６年１日１日から全国の最低賃金が引き上げられます。（２０１５年１１月１４日公布、新法令１２２/２０１５/ND-CP）これにより、２０１５年より+１１.６～１２.９％引き上げられることになります。

 

２０１５年　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１６年

◇第１地域：３１０万VND(約１万６６００円)　→　３５０万VND(約１万８７００円)　+１２.９％増
◇第２地域：２７５万VND(約１万４７００円)　→　３１０万VND(約１万６６００円)　+１２.７％増
◇第３地域：２４０万VND(約１万２８００円)　→　２７０万VND(約１万４４００円)　+１２.５％増
◇第４地域：２１５万VND(約１万１５００円)　→　２４０万VND(約１万２８００円)　+１１.６％増

• 第1地域はハノイ市、紅河デルタ地方ハイフォン市、ホーチミン市、東南部ビンズオン省、東南部バリア=ブンタウ省、東南部ドンナイ省の都市部。
• 第2地域は、ハノイ市・ハイフォン市・ビンズオン市の郊外、ハイズォン・フンイェン・ビンフック・バクニン・クァンニン省、ダナン市、トゥアンティエンフエ省フエ市、タイグエン省、ドンナイ省、カントー市など。
• 第3地域及び第４地域は、経済の発展度合いによりそれぞれ地域が指定されています。です。

 

 

直近３年間の、地域別最低賃金の推移は以下のようになります。

 

（画像をクリックすると大きく表示されます。）

 

第１地域における最低賃金は、２０１３年以降上昇は落ち着いていますが、５年で２倍以上になっています。

年度	最低賃金（月給）	昇給率	5年間推移
2011	155万VND
2012	200万VND	29.0％
2013	235万VND	17.5％
2014	270万VND	14.9％
2015	310万VND	14.8％
2016	350万VND	12.9％	226％

 

 

最低賃金の改定には、物価上昇が大きな影響を与えています。

ベトナム統計総局が発表している消費者物価上昇率は、前年を１００とした場合の前年比となります。消費者物価指数物価の上昇に基づいて、賃金・社会待遇・税務などが調整されます。

年度	消費者物価上昇率
2011	18.6％
2012	9.2％
2013	6.6％
2014	4.1％
2015	2.0％程度の見込み（2015年11月までの11か月間では、前年比0.64％の上昇）

 

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