【コラム】ベトナム転職で次につながるスキルとは・・? 〔2016年2月〕

「ベトナム転職で次につながるスキルとは何ですか??」

 

これまで何度も受けてきた質問です。

 

これらの質問を投げかけてこられる方々はリサーチの段階だと思います。

 

「ノープラン」とまでは言わないものも、それに近い状態で登録に来られますが、

まったく悪いことではなく、むしろ考えを整理できるのでウェルカムです。

 

私なりの答えは、

「わかる人(企業)には非常に強く響く」特定の経験・スキルです。

 

具体的には、現在多くの日系企業が海外に進出、又は視野に入れている点を考えると、

海外でも動ける、または動いた経験がある人材は、海外法人がある企業やこれから

進出する企業にとって、多面的に活躍できる人材であると受け止められます。

 

現地語の習得や市場調査、現地法人の設立、運営・経営などのテクニカルスキルに加え

現地スタッフのマネジメントや現地での営業スキル等のヒューマンスキルを含みます。

 

これらは基本的に現地でしか経験できないものなので、非常に魅力を感じられるスキル・

経験なのです。(掘り下げると長くなりますが。。)

 

日本はまだまだ国内の市場で戦っていける業界が多いですが、どんな業界でも少しずつ

海外シフトの傾向がみられる点は皆さん感じられており、興味をそそられるからこそ

相談に来られるのだと思います。

 

もちろん業界にもよりますので必ずしも東南アジアを推すわけではありません。

 

但し東南アジアの現状は、製造業からサービス業まで幅広い業界が進出を果たしており、

顕著なのがサービス業の進出です。「安く物を作る」から「現地の市場で勝負する」に

変わりつつあるのです。

 

東南アジアでは発展のスピードが速く5年後、10年後のビジョンを明確に描くことは難しいです。

恐らく1年後、3年後を見据えた行動が限界です。

 

そして走りながら軌道修正をしていくような柔軟性も求められます。

 

そういった流れの中、国そのものの成長や勢いを感じながら、スピード感をもって環境に順応

させていくこと自体、日本では得られない貴重な経験なのです。

 

挙げればきりがなく、将来のビジョンは人それぞれなので一概には言えませんが、

踏み出さなければ新たな発見がないのは確かです。ガチガチのビジョンに縛られる

のではなく、ある程度ぼんやりしていても積極的に動くことが大切だと考えております。

 

そしてその行動自体が実績として積み上げられていきます。

 

中には数こそ少ないですが、将来ベトナムをはじめ東南アジアのどこかで

起業したいと考えている方もいらっしゃいます。

 

私自身がベトナムで会社を設立・運営を行っておりますので、時には転職相談から

起業相談に及ぶこともあります。

 

目標が「東南アジアでの起業」となると、現地で経験することすべてが貴重な体験であり、

最大級のスキルアップにつながると思います。

 

これも現地で経験したからこそ望める道ですし、日本と東南アジアを結びつけるような

仕事を希望する方は非常に多いです。

 

話が少しそれますが、「現地化」し過すぎるのは逆効果です。

 

あくまで日本人としての感覚や一般常識を持ち、会社の方向性を理解したうえで

ローカライズさせていくことが重要です。

 

現地には現地のルールがありますが、ルールに則るのと言いなりになるのは違います。

 

その点しっかり理解し、発生する問題に対し柔軟に、納得いく結果に導く解決能力を

身に付けることも価値あるスキル習得につながります。

 

とりとめのない文章になってしまいましたが、変化を楽しみながらそれを受け入れ、

スピード感を持って日々対応していく。今となっては当たり前ですが、本当に毎日が刺激的です。

 

そういった感覚を楽しみながら会社に貢献していく人材になることが貴重なスキルなのかも

しれません。

 

是非皆さんのプランに沿った道を提案していきたいです。

 

今後も多くの方と価値観、ビジョンを共有できることを楽しみにしております。

 

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